普通救命・上級救命講習

救命講習は、消防本部が主催で開催される、蘇生法に関する実技の講習で、
最近では、大企業・地域自治体・学校などで受講が推進されています。
 
講師となるための講習を受ければ、消防・医療関係以外の者でも、講師として講習を指導することも出来ます。
 
普通救命講習は2時間,上級救命講習は昼をはさんで5時間だったかと思います(調べたら普通は2種類あるみいたいです)
 
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私自身は、学校・会社・地域自治体で講習を受けました。
 
会社の人間の多くは、講習の意味が分かっておらず、自分は救命講習を受けて救命士の資格を持っていると勘違いしています。
救命士はれっきとした国家資格で、それに関する学校を出なければ取得できない専門職の資格になります。
救命講習の意義は、要救助者が、救急体が到着するまでの間に、生命の維持措置を、周りの人が行うことにより、生命の維持・障害発生の防止をすることです。
 
むやみに救命講習の受講が推進されており、とにかく人命第一で、負傷者には蘇生法をやった方が良いだの、AEDは機械が適正使用を判断するから事故が起こらないだのと理解している人が多いのが嘆かれます。
 
 
講習が単純化されてしまって、講師も意味が分かってない場合が多いの悲しいところですが、普通は蘇生法を行うような場面には遭遇しません。
 
必要なケースが多いのは、負傷者を安全な場所に移動させることと、早急な救助の連絡・適切な止血処置
そして何より、負傷者を励ますことです。
 
  
今回の東日本大震災では、生き埋めになった被災者を、搬出・救急車に乗せた中で、蘇生法を行っている場面を流されていましたが、あれはおそらく既に心肺停止状態であるかと思われるので、適切な処置であると思われます。
 
 
救命講習は、開催数を半分にしても良いので、外傷・呼吸・脈拍確認の重要性と応急処置の方法を教えて欲しいものです。
 
 
 
個人的には、この講習を受けていて、ライフセーバーやプールの水面監視のバイトの面接時に役に立ちました。