公害防止管理者(ダイオキシン)

日本でダイオキシンが大きく問題になったのは大阪府豊能郡能勢町のゴミ焼却場にて、低温でのゴミ焼却により、ダイオキシンが大量に発生し、焼却場従業員に大きな健康被害が起こったことに始まります。
実は私は小・中学校の時、大阪府豊能郡豊野町に住んでおり、学校でこの焼却場を見学に行きました。その時は新しい焼却炉でしたが、規模的には小さく、従業員が少ないのが印象的でした。でも、高専に入学して、大阪を出た後、ダイオキシンによる土壌汚染で閉鎖され、土地問題などニュースで大きく報道されていたのを覚えています。
ダイオキシンは、毒性が強く、自然環境で浄化されにくいため、土地に長く残り、食物連鎖を通して、地域の動植物全体を侵していく恐ろしい物質です。
 
 
近年、公害防止管理者資格は、製造業において特に重視されており、ダイオキシンに関しては、焼却炉・鉄鋼・化学・製紙などで必要になってきます。
 
昔は、公害防止の資格取得は、3~5科目の科目ごと60%以上正答が必要でしたが、現在は科目別合格制度があり、残念ながら1科目のみ不合格でも、翌年は前回不合格だった科目のみ受験でOKとかなり取得しやすくなっております。
また、全ての類において公害総論という科目があり、1つでも取得すれば、今後 もれなく公害総論が免除になるというステキな制度になっています。
これは是非、毎年受験したいですね。
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社団法人 産業環境管理協会