ガス溶接技能講習

個人的には、料理用・アウトドア用のガスバーナーなどで、板の表面を焼いたり、鉄パイプを炙って曲げたりする事があります(日曜大工で)。
使うのはガスボンベなんですが、当然 使い方を誤まると事故・火災が起こります。
自信を持ってガスを使うのは、学校・会社でガス溶接の経験があるからなのです。
 
具体的には、製造・建設でよく使われる。ガス溶接・ガス溶断です。
この作業を業務上使用する者は、ガス溶接技能講習を修了しなければなりません。
 
この講習は、工場・建設現場でかなりメジャーな資格ですので、玉掛講習同様に修了証を大切に保管しなければなりません。
 
ガス溶接は鉄を溶かして、合金系の金属を介して金属同士を接合させるのですが、以前 紹介したアーク溶接の方が信頼性が高く、ガス溶接というのはあまり使用されません。
実際のところはガス溶断という、金属を高温で急速酸化させて液化・脆くして、ガス圧力で吹き飛ばして切るというのが使われます。
 
私は熟練者ではないので、普通、金属を切るなら電動工具が早く・正確だと思ったのですが、ガス道具の段取りさえ揃っていれば、ガス溶断の方が圧倒的に早いです。
 
なんだか、ガス溶接などの分野は、機械ではなく化学のような気がしますね。
機械屋さんはあらゆる分野をマスターしないといけなくて大変です。
イメージ 1