玉掛技能講習

製造業・建設業においては、目的の場所に目的の物を運ぶ必要があり、
ある意味、運送業的な側面を持っています。
 
軽かったり、ハンドリングが良い物であれば、搬送テーブルやベルトコンベアなどで、連続的に運ばれますが、ある程度の重量と大きさがある物は、クレーンやフォークリフトが使われます。
 
先に紹介した、労働安全衛生法の特別教育で、従事できる範囲はとても狭く、例えば、1トン以上の荷物をクレーンで運びたい場合は、荷物をフックに掛けるのに、別途、玉掛技能講習というのを受講しなければなりません。
 
これは、3日間、3万円程度と企業にとっても負担が大きく、日雇い労働者的な人には、そこまで投資してくれません。
よって、技能講習を受けた後もらう修了証は絶対に紛失してはならない免許証と同等の証となります。大切に保管して下さい。
 
ちなみに、玉掛技能講習修了者は、クレーン運転士の実技試験で合図の項目が免除になります。
クレーン運転士は普通 高額で長期間の講習受講で取得しますが、試験でのダイレクトの取得は難関です。減点法で採点されますので、合図の免除は合格を目指す重要条件になります。
 
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玉掛技能講習